今週の一週一言 8 月 28日~9月3 日 普通と言われる人生を送る人間なんて、一人としていやしない。いたらお目にかかりたいものだ。 アインシュタイン( 1879 〜 1955 ) 20 世紀最大の物理学者。相対性理論が有名だが、光量子仮説に基づく光電効果の理論的解明によって、 1921 年のノーベル物理学賞を受賞した。 【如是我聞】 私は様々な人に出会い、人からいろんな考え方を学び、影響を受けながら過ごしてきた。人の話を聞いて「すごい!! こういうのもいいな」と感じるものの、「自分にはないな。やりすぎやな」と思うことがよくある。自分よりも年上の人はいろんな経験をされていて、フツーではありえない話を面白おかしく話されるのを聞くのはとても好きだが、他人事のようにしか思えないし、私には到底無理だなと決めつけてしまう。私の考えの及ぶ範囲外の出来事を経験している、私の中のフツーを越えている人は、全員「フツー」じゃないのだ。私の中の「フツー」は知らず知らずのうちに、自分の中に基準を設けているようだ。いろんな話をきいたりして、それなりに基準の枠は広くなったとは思っているんだが……。 改めて、「フツー」の人生とは何だろうと、自分の人生を振り返ってみる。今までの自分を査定してみると、大きな波にもまれ、しんどい時はあったけれど、今となっては経験値を積んだかなと思えるぐらいなので、私にとってはここまで 40 年の人生はまあまあ「フツー」かなと思う。しかしながら、私の弟たちからすれば、お姉はフツーじゃないことが多いし。よう言わんわ、もう無事生きていたらいいわと、捨て台詞を言われたこともある。おいおい、弟たち、自分らもフツーじゃない人生を歩んでいるよ。上の弟は、タヒチの海でおぼれ、生死をさまよい、 ICU で付きっ切りの看病を受け、何とか一命を取り留めて日本に帰ってくることができた。しかも、本人はそのことが記憶に残っていないらしく、大変な目に遭っていたらしい……と聞かされているぐらいのことにしか感じていない。下の弟は、大学生( 20 歳)の時に「彼女に子供ができた」と言って、マスオさんになって、子育てをしながら大学を卒業した。二人とも、私からしたら「フツー」ではないんだよ。これを知った人も、どう考えても「フツー」じゃないと思う人のほうが
大谷中学高等学校 (※著作権の関係上、WEBについては毎週掲載とならないことをご了承ください。)