一週一言インデックス

2012年7月10日火曜日

7月9日~7月15日


7月9日~7月15日


なんでもやってみなはれや やらなわからしまへんで                                     鳥井信治郎

1879年生まれ サントリー創業者。「なんでもやってみなはれや」は口癖だったという。

【如是我聞】

釈尊は6年間の苦行をやめた。親鸞聖人も20年間の比叡山での修行をやめた。両者とも、放棄したのではなく、「あきらめた」のである。
仏教では「あきらめる」を「諦める」という。「諦」とは真理・道理ということで、「諦める」とは、「真理・道理を明らかにする」という意味になる。
ただ単に「あきらめた」のであれば、後からもっともらしい理由や説明をつけて、自分の立場を正当化しようとする。負け惜しみによる自己満足や、やせ我慢である。まるでイソップ童話に登場するブドウを取り損ねたキツネのように。私たちがあのキツネの気持ちをよく理解できるのは、大なり小なりそのような経験があるからであろう。
「諦めた」のなら納得した上でのこととなる。納得した上で断念したのなら、そこには負け惜しみはない。自己を正当化する必要もない。安心して次へ進むことができる。人間、「諦め」が肝心だ。
                     (や)

内に目をむければむけるほど 外の世界が広がってくる 不思議な目

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