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6月18日~6月24日

始まりはすべて小さい                      キケロ キケロ・・・共和制ローマ期の政治家・文筆家・哲学者である。無名の家系出身でありながら、当時の共和制ローマ期に「古代ローマ最大の政治家」と言われるまで上りつめた。ギリシャ哲学をラテン語に翻訳してローマへ導入し、のちの西欧世界に大きな影響を及ぼした。著作は『国家について』『法律について』『善と悪の究極について』など。 【如是我聞】  何かに取り組むとき、周囲からどう見られるかと不安になることがあります。周囲の目を気にしだすと我慢することが習慣化し、次第に何を我慢しているのかさえ分からなくなってしまいます。そうしていると、ついにはどこか我慢していることを喜んでいる自分さえいるような気持ちになってくるのです。 今、自分のためにできることは何でしょうか。私たちは「周囲からどう評価されるか」ではなく「どんな人になりたいのか」と常に自分自身に問うべきだと思います。自分のしたことを他人のせいにせず、自分で責任をとれるように。そしていい人だと認められるのではなく、自分が本当に喜べることを始めていくべきだと思います。 わたしがわたしらしく生き生きと生きるために、まずは安心して自分の足で一歩踏み出しましょう。       (文責 さ)