今週の一週一言 10 月 21 日~ 10 月 27 日 私に感謝することの重要性を 教えてくれたのは誰だろう。 今井雅晴『わが心の歎異抄』 今井雅晴( 1942 年~) 歴史学者であり、筑波大学名誉教授。主な著書に、『親鸞と東国門徒』『親鸞と浄土真宗』『親鸞の家族と門弟』『現代語訳 恵信尼からの手紙』等がある。 【如是我聞】 20 年前なら入ると同時にソフトクリームといっていたけれど、最近のお気に入りはチョコレートクリーム。今熊野交差点のところにある甘味処『梅香堂』の話である。 夏になると、かき氷も売りだされるので、毎回チョコレートクリームというわけにはいかない。季節限定のものが出ていて逃すわけにはいかない。わずかな期間のうちに食べなければならない。そう、マストである。 さて、その梅香堂であるが、常連さんはもちろん、一見さんにも出迎えが丁寧。丁寧というよりも尋常じゃないといった方が良いかもしれない。ともかく応対が手厚いのである。その余波はメニューにも現れていて、お客さんの要望を聞いているうちにどんどん増えていった感が強い。とくにホットケーキのトッピングは多く、生クリームだのソフトクリームだの色々とある。組みあわせもあり、生クリームとソフトクリームを乗せたWクリームなどもある。さらにはトッピング名を書くことまでやめてしまった「全部乗せ」なるものまである(ちなみに、全部乗せを提唱した方を私は知っているが、ここでは措いておく)。 そんな梅香堂では、入店すると「いらっしゃいませ」の声にくわえて「ありがとう」と感謝される。もっというと「おおきに、ありがとう、おおきに」と感謝の言葉三連発が一セットになっている。その後も、注文しようと呼んだときも「はあい、おおきに」、届けに来てくれたときも「ごゆっくり、おおきに」、お水をもらうとき、レジに行ったとき、など、事あるごとに感謝される。支払いからお店を出るときに至っては「おおきに、ありがとう」のオンパレード。もちろん、こちらからも「おおきに、ごちそうさまです」なんて答えるから、まあ大変。「おおきにラリー」がつづくつづく。 でも、このラリーはけっして疲れない。むしろ「癒しのラリー」だ。感謝することの重要性を実践的に教えてくれる。 チ
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